カイロプラクティック たか施術院 群馬県 高崎市 の日記
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腰痛がストレッチで良くなる?
2022.10.02
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体が硬くても、自分の生活スタイルで不便がなければ気にしないでください。
体が柔らかい、すなわち関節が柔らかい人がかえって捻挫(靭帯損傷)をしやすい、というデータもあります。スポーツ前のウォーミングアップで体をあたためることは怪我を減らしますが、単なるストレッチは捻挫の予防に効果がないどころか、かえって捻挫しやすくなるともいわれています。つまり体が柔らかければ柔らかいほど良いということではないのです。
特に男性は、加齢により体が硬くなり易いです。女性より骨っぽいイメージありますよね。背骨には骨性架橋と言って、骨の変形により骨と骨がくっついてしまうところができたり、本来伸縮する靭帯が骨化し硬くなり、関節の動きが制限されてくることがあります。
この時、体が硬いのは良くない、という固定観念があると、無理なストレッチをしがちです。無理をしてストレッチ器具に乗り背骨を骨折した方や、股関節の無理なストレッチ中に大腿骨が折れてしまった方もいるそうです。また体が柔らかいことと腰痛にならないことは別のはなしです。
例えば2019年 図 17 性別にみた有訴者率の上位5症状(複数回答)女性の肩こり1000人あたり113.8人、男性肩こり1000人あたり57.2人、女性が男性の約2倍です。
女性の腰痛113.3人、男性の腰痛91.2人、女性の方が男性より約25人も上回っています。一般的に女性より男性の方が筋肉や関節が硬いのに、不調を訴えるのは圧倒的に女性が多いい。体の硬さと腰痛や肩こりが比例しないというのが分かると思います。
ヨガトレーナー、ストレッチトレーナー、体操選手も腰痛になる人はいます。人前ではニコニコしながら痛いのを我慢しているそうです。
例えば
肉体労働+○○=腰痛
この○○加わることで腰痛の発症率も高くなります。○○は、ヨーロッパの腰痛ガイドラインではイエローフラッグと呼ばれ、心理社会的因子いわゆるストレスと言われてきましたが、精神的に弱いとかではなく認知(物事の解釈とらえ方)と現在ではとらえられています。