カイロプラクティック たか施術院　群馬県 高崎市 | 日記 | 痛みを知って、適切な対応を

一般に、痛みの原因は、炎症や組織損傷による「侵害受容性疼痛」、神経が傷つくことによっておこる「神経障害性疼痛」、これらの2つで説明できない「心因性疼痛」の3種類があるからです。
 
「侵害受容性疼痛」とは、切り傷・火傷・打撲・骨折等の外傷や炎症等による組織の損傷から引き起こされる痛みです。
組織の損傷に繋がる刺激（侵害刺激）が末梢神経にある侵害受容器から中枢へと信号として伝達します。生体防御のための生理的な疼痛とも言えます。関節リウマチや変形性関節症、内臓の炎症や閉塞・圧迫、歯痛などの痛みなどもこれに該当します。
 
「神経障害性疼痛」は、神経自体の遮断・損傷といった障害や機能異常によって起こる痛みです。
脊髄損傷や帯状疱疹後の神経痛、糖尿病の合併症に伴う痛み、坐骨神経痛、頚椎症に伴う痛みもあります。
 
「心理社会的疼痛」は、痛みの原因となり得る明らかな組織損傷や神経損傷等の異常が見つからない痛みです。
従来、心理的原因による心因性疼痛と捉えられていましたが、脳の身体についての認知機能の異常によって生じる痛み（脳自体で感じる痛み）と考えられています。
 
さらに複数の要因・要素による「混合性疼痛」もあります。特に痛みが慢性化すると、この状態になることがあります。
 
痛みの持続時間の観点からは、急性疼痛と慢性疼痛に分類されます。
概念的には、急性疼痛は侵害刺激による一過性の生理的疼痛、慢性疼痛は初期の痛みの原因がなくなっても持続する痛みを指すようですが、実際には時間軸として、急に痛くなって1ヶ月以内でおさまる痛みは急性、3ヶ月以上持続または繰り返す痛みは慢性とされています。
 
急性の痛みは、通常、原因となる傷病の治癒とともに消えますが、痛みが生じたときに適切な治療をせずに放置することで慢性の痛みになってしまう場合もあります。
痛みの神経回路が元に戻らなくなる（神経可塑性）ことで慢性化すると、治療が難しくなります。
また、侵害受容性疼痛よりも神経障害性疼痛のほうが慢性化しやすいという傾向があるようです。

「侵害受容性疼痛」と「神経障害性疼痛」などの痛みの原因が特定されるのが約10％で残りの約90％が「心理社会的疼痛」と考えられているようです。
 
整骨院では整骨施術の優位性を説明し、鍼灸院では鍼灸施術の優位性を説明し、整体院では整体施術の優位性を説明し、マッサージ店ではマッサージ施術の優位性を説明していますが、施術だけで痛みの原因を取るのはフェイクと考えた方が良い。

また、腰痛や肩こりの原因は、筋肉が弱いから筋トレで改善、関節が硬いから腰痛、肩こりになるからストレッチやヨガで改善も、ほぼフェイクと考えたほうが無難。

なぜなら腹筋が無いから腰痛や肩こりになるから、５歳児は全員「今日も腰がつらかった」と帰ってくるはずです。

年とともに体は硬くなります、関節が硬いから腰痛や肩こりを起こすのなら世界中のほとんどの高齢者は腰痛や肩こりに悩まされているはずです。

資格は本物でも中身がフェイクなんてたくさんあります。良くなったと思っている人は要注意、脳の機能低下による脳の誤作動がかなりひどいかもしれません。

考えてみてください、施術、筋トレ、ヨガ、ストレッチだけで良くなるというのなら、あなたの腰痛や肩こり、頭痛などは施術、筋トレ、ヨガ、ストレッチなどを受けたり行わなかったからということになります。ならば全人類のほとんどの人は腰痛、肩こり、頭痛などに悩まされているはずです。

貴方の問題の本当の原因を突き止めることから始めないと、無駄なお金と時間だけを使い、いつもニコニコしていられるのは施術者やインストラクターやトレーナーで、あなたは不の連鎖から抜け出せなくなります。