カイロプラクティック たか施術院 群馬県 高崎市 の日記
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ストイックとはなに?
2020.09.10
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ストイックとは古代ギリシャ哲学ストア派に由来
ストア派の理想の境地をapatheia(アパテイア)という。
a 否定 patheia情念
アパテイアとは情念の否定
どんな欲望も究極の目的は満足を得て心の平穏に至ること。
情念とは、深く心に刻みこまれ、理性では抑えることのできない悲・喜・愛・憎・欲などの強い感情。出典 三省堂大辞林 第三版
ストイック
Stoic
ネットで意味を調べると「目標のために自分を厳しく律し欲望を抑える」という意味で日本社会では使われていますが、実は欲望を禁じていたわけではありません。
大事なのは上手に欲望をコントロールすることで、我慢するとか頑張ることとは違う。
欲望をコントロールするには
これまでに持った欲望をかき出してみたり話してみる。
自分次第か他人次第か欲望を仕分けする。
大事なのはちょっとした満足感を得続けること。身近な欲望から満たし心を満たすことが重要。
少しでも進んで達成感を得ることがストイックの本来の意味
ネットでストイック意味を検索すると、例文か出でいたり、特徴が出ていたりしますが、ストイックでないさまをストイックと思い込み解説しているサイトが、検索上位に表示されます。
「ストイックな人の特徴として明確な目標や夢がある」とされていますが、明確な欲望があるから、明確な目標や夢が持てるのです。
明確な目標や夢が情念からくるものならストイックではありません。
「自分に厳しい、どれだけ辛くしんどくても、自分自身を甘やかしません。 そのため、ストイックすぎるが故に体調を崩しかねませんが、目標や夢を達成するためにはそれだけの覚悟と努力が必要だということです。」とありますが、少しでも進んで達成感を得ることがストイックの本来の意味で、情念を否定するストア派の哲学からすると、この特徴は疑問が残ります。
「ルールがある、筋トレなら1日100回やる、ピアニストを目指す人であれば3曲ノーミスで完璧に連続して弾けるまで練習をやめない、などです。」とありますが、けがをしたり、かえってマイナスになることをやり続けません。挫折する可能性のあるルールは作りません。
「意志が強い例えば、禁酒中やダイエット中の場合に飲み会などに誘われてもストイックな人は参加しません。」とありますが、禁酒中やダイエット中に誘われても参加しないというのはストイックではありません、短期的なことは単なる我慢。そもそも、ストイックな人は、禁酒したり、ダイエットをしたりする状況にならないようにしています。
「我慢強い、「ストイックな性格」の人は、とにかく我慢強いです。 例えば筋トレをしていて普通の人なら「もう限界だ…」と思ってしまうところまで達しても、ストイックな人は「まだいける」と続けることができます。 ストイックな人は、「もう限界だ…」と思ってからもう一歩先へ行き、自分を高めていきます。」とありますが、少しでも進んで達成感を得ることがストイックの本来の意味ですので、我慢しているのではなく、楽しんでしています。また、例えば筋トレをしていて普通の人なら「もう限界だ…」と思ってしまうところまで達しても、普通の人は後先を考えず思い込みで「まだいける」と続けることができますが、本来のストイックの人は続けることで怪我などのマイナスを起こすならばきっぱりとやめる勇気があります。
「頑張って成功するならば、日本の高校生はみんなオリンピックに出られます。」武井壮
「計画性がある、仕事が計画よりも遅れたり、やると決めていた量よりも少ないことは許されません。 ストイックな人は完璧に計画をこなしていきます。 そのためなら、自分の時間が減ることを惜しみません。」とありますが、ストア派の哲学者エピクテトスは遠くから欲望を投げかけるなと言っています。一人でする仕事はほとんどありません、自分次第か他人次第か欲望を仕分けしてみてください、
「頑固、自分がやると決めたことをやらないと気が済まないため、「今日はいったん休みにしよう」「みんなで飲み行こう」などといった話になっても賛同しなかったり参加しなかったりします。」とありますがこれはただのわがままな人。プロのアスリートやオリンピック選手などは試合の前の日などに「みんなで飲み行こう」と誘われても賛同しません。欲望の選択をしているだけで、頑固なわけではありません。
啓発本や哲学書を読み漁っても、知っているつもり、やっているつもり、できるつもりになっている方がほとんどです。
哲学書や啓発本を読んで精神的に病んでしまう人がたくさんいるのをご存知ですか?心が病んでいる方が人間性を高めれば、少しは良くなると思い、啓発本やネットで検索して、より状況を悪化してしまうなんてよくあることです。本質的なことは抜けていて、こうすればよくなると、きれいごとしかないものもあります、又、しっかり書かれていても、受け取る側の解釈や理解力で全く違う意味になったりします。当然、逆効果になることも多々あります。
ヨガ、瞑想などもうつ病に良いなどどいって、消費者に誤解をさせて集客している業者が見受けられますが、医学的な観点からみるとより悪化してしまうことのほうが圧倒的に多いそうですよ。専門医に相談しながらやらないと非常に危険な状況に陥ることもあります。
中途半端な商業ベースのヨガ瞑想を受ければ、中途半端な結果が出でしまうことが想像できますよね。瞑想は宗教の修行の一つですので、寺院等に出向いて修行の手ほどきを受けるなどしなければ逆効果になることが多いいと思います。
思い込みが激しい方ほど、不満や不安が強い傾向にあります。
ストレスが健康に良くないと思っている方は40%病気になる確率が上がるそうです。
ストレスが健康を害すると思っていない方は、強いストレスを感じても病気になる確率は変わらないそうです。
コロナ禍で不安や不満が高まっている中で、腰痛や肩こりが辛い、眠れないなどの体調不良の方が増えていると思います。
不安や不満の強い人は、自律神経失調になりやすく痛みを強く感じる傾向にあり、同じ強さの刺激を与えても、不安が強まった状態だと痛を強く感じることが分かっています。
どんな人が不安を感じやすいか、コンプレックスが強い人、他人が気になる人、人と比べて感情の変化が起きてしまう人、常識にとらわれてしまう人、正義感の強い人、頑張りすぎる人、物や者に依存(厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html)
する人、情念によって行動してしまう人、内面を高めようとする人などです。
脳神経科の医師が、「慢性的な腰痛や肩こりの方が、因果を無視してマッサージを受け続けると、非常に危険で自律神経が乱れやすくなったり、最悪、パニック障害やうつ病を引き起こすことがあるので注意が必要」と言っていました。
「マッサージを受けているときは、快楽を感じ気持ちよくなるけれど、帰ればまた元通りの辛い日常、少しでも楽になりたくて通ってはいるけれど、以前より体は辛くなってきた、イライラしやすくなったり、興奮して眠れないこともある」といったような状態の人は精神疾患を起こす可能性があり、心療内科や精神科予備軍になっているかもしれません。
どうやったら、現在状況を変え心の平穏を取り戻せるのか?
例えば、カイロプラクティックはカイロ哲学という哲学が基本となり、発祥の地アメリカカイロプラクティックの流れを実践しているカイロプラクターなら様々な哲学を勉強しており、あなたの悩みやコンプレックスの解消のお手伝いをしているのですが、コロナ禍では不安を強く感じる人は、新しいことに取り組んだり、挑戦することに抵抗があると思うので、お家でできる方法を紹介します。
※カイロプラクティックを掲げている施術院に行けば良くなるとは限りません、マッサージ同様、施術だけ受けていれば、良くなるどころか悪化することもあるのです。
1、 常識にとらわれない。
コロナ禍で経験したと思いますが、今までの常識はなかなか通用しませんよね、そもそも常識とは人の数だけあります、常識や価値観が一致するのは同じ親に育てられた、兄弟位と言われています。自分の常識が通用しないほうが圧倒的に多いいのです。
2、 間違った正義感を捨てる。
被害にあっている人を見て見ぬふりや、犯罪者をみて警察に通報しないとかではありません、これは正義感だとかの話ではなく当たりまえのことです。正義感も人の数だけあります、自分と違う意見を拒否し遠ざけるのではなく、こういう意見もあるのだと受け入れておく。
コロナ禍において、自粛警察と言われた人が店に張り紙をしたり、マスクの要請を断るだけではなく、法的、科学的根拠を示せと正義を振りかざし、騒ぎを引き起こし、航空法に触れ下ろされたりしましたが、これは正義ではなく不正ですよね。結果的にいろいろな不安に襲われることになりますよね。
3、 情念によっての行動はさける。
「情念とは、深く心に刻みこまれ、理性では抑えることのできない悲・喜・愛・憎・欲などの強い感情。出典 三省堂大辞林 第三版」後悔したり不安になりやすい。
4、 ため息をつかない。
理由は来院してカイロプラクターに聞いてください。
5、 一日の最後の言葉を、まあ良かったというようにする。
だめだとか、疲れたとかの口癖の人は不安が強くなりやすい。
6、 物事に過度な期待はしない。
不満が強いほど期待をしてしまいますが。期待外れの場合の喪失感強くより不安になりやすい。
7、 他人と自分を比べて、自分のほうが勝っているとか、負けているとかを考えない。
人生の80%は思い込みで行動しているといわれています。例えばあなたがAさんをうらやましく思っても実際は見せかけだけで、Aさんは悩み苦しんでいるなんてことはよくあることです。
他にもたくさんあるのですが、直接お伝えしないとうまく伝わらないものもあるので、このぐらいですかね。
大きな期待はせず、今より少しでもましになればよいかぐらいの気持ちで、頑張らずに毎日少しの努力を続けることが大事です。
見せかけの変化はすぐ出ても、本当の変化はすぐには出ないことが多いいですよね。
当院でも、コロナ禍でかなりのお客さんが減りました、来院し続けているお客さんからは、なぜ、大幅にお客さんが減ったのか不思議がられるのですが、高齢者や整体や接骨院に通っていて良くならずに悪化していき、最初は腰痛や肩こりから始まったのが、当院に来る頃には高血圧、糖尿、腎臓疾患、心疾患などの基礎疾患を合併してる人も多く、コロナ禍で外出自粛していますし、教員、医療従事者、介護職員の方はなるべく外出せず、家に帰るように職場から要請されているので、かなり減りましたが、不安や不満はありません。
身近な欲望を満たすことに集中して、暇になった今だからこそできることに取りくめるし、コロナが落ち着いて、つらいのを我慢していたお客さんが増えた時に、今までにないサービス提供をする準備をしています。
おかげさまで、毎日、私の心と体は満たされています。
プチストイックになるのもいいですよ。